野の花だより

29歳の頃だったと想います。
三十路を前に、ふとこころにともったことを
紙と鉛筆が手助けしてくれて
「野の花だより」が生まれました。
最初は手書きでした。
そして自分で一枚ずつコピーをして、折り曲げて、
置いてくださるところに持ってうかがって
読んでくださる方のところに郵送して
・・そんなふうにお手元に届けさせていただいていました。
一方通行ではなくて、通い合いたかったから
住所を添えていました。
そうしたら、お届けしてから数日経つと
郵便受けにお手紙が届けていただけるようになりました。
思いがけず県外の方からいただいたり
思いがけず私にとっては母のような年上の方からもお手紙をいただけたりしました。
中には「会いたくなりました」って
家を訪ねてきてくださる方もいらっしゃいました。
・・そんななんとものどかなふれあいでした。

こどもが大きくなり、実名で野の花だよりを書くことをためらわれるようになりました。
(地元で読んでいただいていたので)
それから、時代がかわり、住所や名前をおおっぴらにするのもためらわれるようにもなりました。
そうして、手書きの「野の花だより」は休憩になりました。

今、私は39歳。
四十路を前にしています。
愉しいめぐりあわせだなぁと想います。
べつに意識をしたわけでもないけれど
ちょうど十年というめぐりで、再び「野の花だより」・・手書きで書こうと
想うようになりました。

どんな形でお届けしてゆけるのか
私自身にもまだわからないけれど
必要としてくださる方のところに
ちょうどいい形で、お届けさせていただけたら
こんなに幸せなことはありません。

こころとこころのかけはしとして
また「野の花だより」が息づいてくれたら嬉しいです。
あの日の郵便受けのお手紙のように。
あの日訪ねて来て下さった方の笑顔のように。
あのアナログな、あののどかな、あのゆっくりとしたふれあいが
たまらなく幸せ・・・
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by nonohanatomochan | 2007-06-28 12:09 | 日々のこと
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