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ささやかな想い

いまこのときの
想いが
願いが
祈りが
いつかのいい日に
つながってゆくんだね
# by nonohanatomochan | 2008-10-28 04:16 | 日々のこと

ささやかな想い

こころの元気が
なくなるのは
大切なことを
大切にしていないときって思うの
たったいまから
わたしの歩くはやさで
大切なことを
大切にしよう
# by nonohanatomochan | 2008-10-28 04:14 | 日々のこと

こつこつ (藤城清治展に行きました)

島根県立美術館にて開催中の
藤城清治展に出掛けてきました。

印刷物を通して
また
テレビを通して
目にしたことはあったけれど
原画をまのあたりにさせてもらった
この感じは
本当に大きくて
鳥肌がざわっとたったり、
涙がこみ上げてきたり・・。
出逢えたことを感謝しました。

なにがこんなに心をふるわせたのかというと、
「こつこつ こつこつ」・・そのお姿だと想います。

1つの作品にかける「こつこつ こつこつ」は
並大抵のものではないと
傍で目を凝らしていると伝わってきます。

そして
1つのことにかける「こつこつ こつこつ」は
心をゆさゆさゆさぶりました。

1つのことを、こつこつ こつこつ 続けてゆくこと
ぶつかったり、へしゃげたりするたびに、越えてまた続けてゆくこと
そうして、続けていくことで
一本の道や、ひと筋の光になって
その人の伝えたいことが
あぶりだされるのかもしれないなぁ・・と
想いました。

大切なこと
本当のことは
声高でなくても
静かにこつこつ心を込めてゆくことで
心の深くに伝わるんだなぁ・・と
想いました。

本当におそれおおいけれども
私もまた
こつこつ こつこつ 生きて
こつこつ こつこつ 書いて創って
・・続けてゆこうと
想いをたしかにしました。


もう1つ、うふ^^と心が喜んだこと
それは、藤城さんは
子どもの心がいっぱいの方なんだろうなぁと想ったこと。
あちらこちらにたくさん、ぴょこんと顔をのぞかしている子ども心が
こんなに優しくて夢がいっぱいの作品たちを
創っているのかなぁって
わくわくしました。
# by nonohanatomochan | 2008-08-10 11:01 | 日々のこと

ハーブから根が出ていました

春先のこと。

お義母さんのベッドサイドの
小さい花瓶の水をとりかえに
洗面所に行きました。

ハーブの茎をそおっとお水で流そうと
手にとって見ると
あれ?
ひょろり、ちょろり
小さな根が出てきます。
たまらなく嬉しくなりました。
お義母さんの命の根のような気がしました。

「おかあさん、おかあさん!
根が出てるよぉ!」と
お義母さんに言うと
「そうかねぇ^^」と
目が微笑みました。

とても不思議なことだけれど
救急車で運ばれて
意識不明の頃
毎日のように、お花がしおれました。
お部屋が乾燥しているからかな?とも思ったけれど
それだけではなくて
お花が義母の心身の痛みを吸い取ってくれているかのような
そんな気持ちがして
毎日お花を持っていって
しおれたお花に「どうもありがとう」とお礼を言って
また新しいお花をいけていました。

そんなふうな秋・冬だったのだけど
春になって
なんとハーブの茎から小さくて頼りないけれど
根が出てきたのです!
嬉しかったなぁ。
お義母さんの命がつながって
今度は新しい根が出てきて
根を張ってゆくんだなぁと思うと
本当に嬉しかったなぁ。



そして六月。
およそ半年ぶりに、お義母さんが日赤を出ました。
救急車で運ばれて搬入された「救急入り口」から
今度は車椅子に乗って出ました。
なんだか涙がこみ上げました。
「よかったね、よかったね」と
何度も言いました。

お義母さんは後遺症で痴呆になって
いつも朗らかです。
いつもふるさとの今は亡き人たちに逢っているし
かわいい盛りの子ども達に逢っているし
これからおっぱいが大きくなる娘だと自分のことを思っているときもあるし・・・
いつも朗らかです。
酷なことなのかもしれないけれど
お義母さんへの神様からのギフトかもしれないなあと思って
有り難い気持ちです。


こうして季節がめぐってゆきます。
# by nonohanatomochan | 2008-06-10 13:00 | エッセイのような言葉

クロキ

車を走らせていて
出逢うととても嬉しくなって
歓声を上げてしまいます。
それは「クロキ」。

楽都が言いました。
「母さん!あのね・・
クロキを一日に三台見つけると
願い事が叶うんだよ!」と。

「クロキ」ってなにかなぁ?と思ったら
それはプレートが黒で、数字が黄色の
車のナンバープレートのことでした。

ある日のこと。
朝から続けて、私、「クロキ」を三台見ました。
やった!きっといいことがあるわ!とわくわくしてきました。
そうして入った本屋さんで
それまでに数店、尋ねて歩いても見つからなかった本が
なんとそこに山積みにされていて
「ちょうどよかったですね!今日入荷してきたばかりですよ!
探されたんじゃないですか?この本。
おそらく松江市内で置いてあるのはここだけですよ!」と
お店の方がおっしゃいました。
なんて幸運なのかしら!クロキのおかげかなっ!と
内心ほくほくの幸せでいっぱいでした。

またある日のこと。
おばあちゃんと出掛けていた楽都が
「母さん!母さん!」と興奮して飛び込んできました。
「あのね!これ見て!」とたくさんのカードを見せてくれました。
「今日ね・・カードのガチャポンをしたよ。
そしたらね、ガチャポンの中から『あたり』っていうのが出てきてね
80枚もいいカードをもらえたよ!」と
嬉しそうに話しました。
そして今度は声をひそめて言うのです。
「あのね・・どうして『あたり』が出たかわかる?
オレね、『クロキ』を三台見たに!
だから、『あたり』が出たんだと思うよ!」と
小さな声でそっと教えてくれて
ニカッと笑いました。
それがあんまりかわいくて可笑しくて
私はおなかを抱えて笑いました。

「クロキ」。
今日もまたわくわく出逢うのを楽しみにしています。
# by nonohanatomochan | 2008-06-10 12:49 | エッセイのような言葉